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キミの瞳に映る世界。



窓の外を眺めるのが大好きな朔丸。



暇さえあれば、キャットタワーからジッと外を見ている。




↑キミが外ばかり見てるから、こんな風に同じような写真がどれだけ量産された事か…



それほど熱心にキミが見ている世界はいったいどんな風なのだろうか。



毎日毎日何時間も、キミはどんな景色を見ているの?







しっぽ達が見ている世界を、突如ワタクシも垣間見たくなった。







───てなワケで、しっぽ達の視覚能力について纏めてみた。長いですぞー。



まずは、彼等の視力はどれくらいあるのだろうか。



調べてみると、説によって多少のバラツキはあるものの…



イヌの視力は0.2~0.3、ネコはさらに悪く0.1~0.2程度であるという。



………想像以上に低い。



イヌは約2m~3mまではハッキリ見ることが出来るが、
10mも離れると、もはや飼主の顔は判別できなくなるそうだ。
( ただし、ハウンド犬や牧羊犬は1,500m先まで見えるコもいるとの事。)

逆に、近づきすぎても良く見えておらず、30cm~50cmでピントが合う。

とは言え、イヌの場合は犬種によって視力に違いがあるようだ。



ネコもあまり視力は良くないが、約6m先までは見えているという。

しかし静止しているモノの場合、75cmより近くなるとぼやけてしまい、
15cmより手前のモノはほとんど見えていないと言われている。



そう言えば…



ちょっと脱線するが、ネコ飼いにはお馴染みのあの仕草



ネコが獲物を狙っておしりをプリプリしながら顔を上下に振る超絶プリチーなあの仕草。



実はあの動作、ただテンションが上がっている訳ではない。



彼等は目測をしているのだ。



ネコはモノを凝視しながら頭を振り、目と体全体でピントを合わせる事により、
己からの距離をcm単位の正確さで測定することが出来るのだという。



スゴイね。







朔丸や、キミが見ている景色はこんな風?



5-660x276.jpg
『 WIRED.com 』“This Is How Cats See the World (猫はこんな風に世界を見ている)” より
上がヒトVISION 下がネコVISION







次に、彼等には世界はどんなに見えているのだろう。



その昔、イヌやネコは全色盲だと言われていた。モノトーンで世界を見ていると。

しかし、近年の研究によると実はもっと色んな色が見えている事が分かったそうだ。

これも調べれば調べるほど諸説あるのだが…

総じてイヌは光波長の青(紫)・黄(緑)付近しか感受できず、それらの色合いの区別は曖昧である。
※ 青と紫の識別ができるとの説もあり。

一方、ネコの場合は青・黄・緑の識別ができるとされている。

ネコの世界の方が少しだけカラフルなのかな?


sight9.jpgeye8.jpg


sight10.jpgsight10 のコピー 2 eye9 のコピーeye9 のコピー 2

↑ ヒトの色彩感覚と比較したイヌとネコの色覚予想図(左がイヌ・右がネコ)



上の写真の通り、イヌもネコも赤を認識できない。( 或いは認識しづらい。)

彼等の目には赤を識別する為の錐状体という視細胞がほとんど無い( 或いは少ない )のだそうだ。
※ 錐状体(すいじょうたい) ⇒ 明るい場所での視力と色の区別を行う視細胞。

彼等にとって、赤は必要のない色だったのかもしれない。赤い獲物なんかいないものね。
( ネコに限っては赤が薄いピンクに見えているという説もあった。)







となると、こんな風?



3-660x276.jpg
『 WIRED.com 』“This Is How Cats See the World (猫はこんな風に世界を見ている)” より
上がヒトVISION 下がネコVISION







彼等はヒトに比べて視力が弱く、色彩感覚も劣っている。



だが、ヒトより遥かに優れている視覚能力がある。



それは言わずもがなの動体視力



狩りをする為の能力。



彼等には近くのモノを見る視力よりも、遠くで動く獲物を見つける動体視力の方が重要なのだ。



イヌ飼い・ネコ飼いのワタクシ達は、毎日その脅威の能力を目の当たりにしている。
ボール遊びやじゃらしでね。



そして、その動体視力ともう1つ…



暗闇で視界を保つ能力



これも勿論、狩りの成功率を高める為に発達したもの。



光の明暗を感じるのは桿状体という視細胞なのだが、イヌもネコも網膜に非常に多くの桿状体を持つ。
※ 桿状体(かんじょうたい) ⇒ 暗い場所で機能し明暗を感知する視細胞。

さらに彼等は網膜の裏に、夜行性動物に特有の光を反射させる特殊な層(タペタム)を備えている。

これが反射鏡のような役割をし、暗い所で見た映像をより鮮明に見せる。

例えて言うなら懐中電灯のようなものだ。

ほんの少しの月明かりでもあれば、その光を4割も5割も増幅する事ができるのだという。

ネコが暗闇から放つ眼光ビームの正体は、このタペタム層に光が反射して起こる現象である。

因みに、タペタム層を持たないワタクシ達ヒト科は、
フラッシュの強い光に網膜を覆うおびただしい血管の色が反射して赤目となる。
ビームは発射できないね。



イヌもヒトに比べると暗闇には強いが、暗闇が得意なのは断然ネコの方。

イヌはヒトの1/3なのに対し、ネコはヒトの1/6の光でハッキリとモノを見る事ができるのだ。







きっと、キミ達が見ている暗闇の世界はこんな風なのだね。



6-660x276.jpg
『 WIRED.com 』“This Is How Cats See the World (猫はこんな風に世界を見ている)” より
上がヒトVISION 下がネコVISION







今や狩猟せずとも生きていける、現代家庭のイヌやネコ達。



狩りに特化した視覚能力だけが残された彼等は、視力や色覚での不自由はないのだろうか。



神戸におられる或る獣医師曰く…



イヌの日常生活では、嗅覚40%・聴覚30%・視覚20%・味触覚10%程度。

ネコの日常生活では、嗅覚20%・聴覚40%・視覚20%・味触覚20%程度。

視覚はそれほど重要なものではないという。(ヒトは視覚80%以上)



フムフム… イヌは鼻、ネコは耳、か。



何かを削る代わりに必要なモノだけを進化させてきた結果が、今のキミ達なのだね。







さて、このようにして色々分かった後で改めて朔丸を見ると。



fc2blog_20150811064727708.jpg



うん、何だか感慨深いな。



キミが見ている世界を、少しだけ覗き見させてもらった気分。







………そうか。



キミは動かないオモチャに興味が無いワガママ王子なのではなく、
静止したオモチャがあまりよく見えてなかったのかな。



窓に張り付く虫さんはチョロチョロ動くものだから、
苦手な至近距離でもちゃんと見えていたのだね。







それから、DOLや。



キミがたまにボールを見失うのは、決してキミが鈍臭いわけではなく…
苦手な色彩のせいで見え辛くなってたからなのだね。



イヌもネコもヒトも皆んな同じイキモノだけれど、互いに色々な違いがあるからこそ。



知っておいてあげなきゃならない事って沢山あるよね。
いいようにも解釈できるしねw







これからも、キミ達と同じ風景を。



キミ達と同じ感覚で見続けていければいいな。



それはつまり、もっと深くキミ達を理解するって事なんだね。







✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

只今、ランキングお休み中です。

皆様方のブログへの訪問・コメントも滞っております… (;ω人) ごめんなさいっ

コメント欄は開けておりますが、どうか皆様もご無理なさらぬよう…




【追記】


実はワタクシ… 先ほどうっかりと、この記事を丸っと消してしまいまして。

せっかく頂いていたコメントまでも消える羽目となってしまいました…(´ノω;`)



昨日UPしたはずのこの記事が、本日見たら記事一覧に無い…

ゲ─────ッ! 消・え・て・る!? Σ░(꒪◊꒪ ))))

………血の気が引きました。

記事のバックアップとってないし。(((;꒪ꈊ꒪;;)))

何せこの記事、恥ずかしながら2週間ほど前から資料を集めながらチビチビ書き溜めていたモノ…
( 間違った事を書かないように慎重に調べながらw )

もう1回書くのはゴメンだ。でもせっかく書いたのに消えたままもイヤだ。

何でよりによってこの記事やねん…しばし放心しておりましたが。

結果的に、運良くパソコンでその記事ページを開いたままだったので、
文章だけはコピペで書き直せました…面倒くせー。

記事消失の原因はパソコンとスマホの同期ミスです。

ワタクシはMacとiPhoneを両方使って記事を書くので、
うっかりタイミングを誤るとこのような事が起きます。
以前にも1度やっております… (-公-、)

という訳で、記事は無事に復活できましたが、
頂いたコメントを記事と連動復帰させる事は出来ませんでした。

せっかくお時間を割いて投稿して頂いたコメントなので、
この追記にて残しておきたいと思います。


( ※以下、コメントを頂けた時間順です。)



8/12 16:52:13 もずくさんより

もー、立派なレポート作られて☆
ゆっくり休んで下さいよ、どるさくさん。^^

でも、わかります。
どんな風に見えているのかってすっごく興味ありますよね。
そして、それがわかるとよりよいコミュニケーションをとる為に利用できますし。

実は、ハヤンと過ごす様になって、あまりにもよく見えていることに
驚いたんです、と言うか今でも驚きます。
先代のラブラドールとは比べ物にならないですし、実際、ハヤンを長く観察
された方はみなさん、「すごく見えてる」と仰います。

まぁ、牧羊犬なので当然と言えば当然なのですが、
もう少しシェパご自慢の長い鼻に頼っていると思っていたので
視覚に頼り切っているハヤンはかなりの驚きでした。
おかげで、見えないものにものすごく恐怖を抱くんですよねー。(‐ω‐;;)

なので、今でも視覚と同時に鼻を使うことが習慣になることを目指して
遊びながらトレーニングしています。
(まぁ、多くの犬が鼻を使うことを教えてあげないと案外使わないものですが)

理解するって面白いですよね。^^

ハヤンは、牧羊犬なので目がとってもいいです。
もちろんシェパードの長い鼻を使って探すこともとても上手ですが、
主に視覚を使って物事を判断しています。
なので、見えないものに関して物凄く怯えるという、、、(‐ω‐;;


8/12 17:50:34 あーにゃんさんより

とっても面白く、勉強になりました❀.(*´ω`*)❀.
にゃんことわんこ、それぞれの得意分野があってそれをフル活用しているんですね(*^^*)

例え、一緒に赤いバラや黄色いひまわりを見られなくても、そのバラにいる虫さんの存在が分かったり、ひまわりの匂いを感じたりとヒト、ネコ、イヌ・・・みんなで素敵な景色を見て、共感したり、楽しんだりしたいですね(❁´ω`❁)

獲物を狙うときのフルフルには、そんな効果があるんですね.゚+.(´∀`*).+゚.
それでは、フルフルするおちりを後ろから触るのはもうやめることにします(*`∀´*)


8/12 19:25:38 キノボリネコさんより

これはもうちょっとした研究レポート(゚д゚)!
いつもどるさくさんのリサーチ能力には感服しますm(_ _)m
そしてそれを画像入りでわかりやすく解説。
超仕事できそうw

うちのも確かにベランダに帰って来てしばらく居座っているところを
サッシ越しに動かず見てるとこっちがどこにいるかわからないようです。
そして動いた途端認識してニャー。

さらに庭で何か獲物らしきものを見つけると頭だけを
ウィービングするかのようにクックッと動かします。
これはどるさくさんのおっしゃる距離を測っているのでしょう。

実体験では知っていてもこのように系統立てて説明していただくと
「なるほど!」(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) と腑に落ちます。

興味深い読み物をありがとうございましたm(_ _)m

しかしどるさくさん
せっかくのお休みなんですからあまりこういうことで根を詰めず
DOLくんのほっくりしたソファで昼から芋焼酎を浴びて下さいw


8/12 21:37:00 ニャーヨさんより

なんかスゴーイッ!Σ(@@*)
視力が弱いとか、色はあまり区別できないとか
聞いたり読んだりした事はあっても
こーやって実際の画像で見ると全然違いますね~
勉強になりました!


8/13 10:49:03 ぶたちゃんさんより

なるほどー‼(•'╻'• )꒳ᵒ꒳ᵎᵎᵎ

耳が 大事なんですねー
だから 耳が よく 動くわけだ ‼(•'╻'• )꒳ᵒ꒳ᵎᵎᵎ
なんだか ものすごく 詳しく 教えて頂いたお陰で 少し わんにゃんの 気持ちに 近づけたよーな 気がして 嬉しいですˉ̞̭(′͈∨‵͈♡)❤︎
うちの にゃんず も トロイ わけでは なく 見えてないんだーˉ̶̡̭̭( ˭̵̵̵̵͈́ ꇴ ˭̵̵̵͈̀ )ˉ̶̡̭̭
って 事にしーよおーっとwwꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)




コメントを頂けた皆さま、大変失礼致しました。そして、改めてありがとうございました♪



最後にブロガーの皆さま…バックアップはこまめにとりましょうね… ( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )


[ 2015/08/12 16:16 ] 2本のしっぽ | TB(0) | CM(8)

ウチのムギは、水色とか黄緑のペットボトルのフタが好きなんですよね。
白はちょっとテンションが下がる(笑)
これを読んでみると、それなりに見えてはいたんですね~。
暗闇の世界の見え方も不思議。
夜出かける時に、かわいそうだからって電気点けて外出してたんだけど、あんまり関係なかったかな(笑)

[ 2015/08/13 12:49 ] [ 編集 ]

すっごい分かりやすくて面白かったです!
これを踏まえて、
DOLちゃんは今これをどう感じてる、朔ちゃんはどう感じてる、、、
と考えると新鮮ですよね!
臭いで判別、音で判別

首輪やおもちゃの色を赤を避けたりはしてたのですが
もっと色々と見やすい色などを取り入れてあげたいです
[ 2015/08/13 13:17 ] [ 編集 ]

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[ 2015/08/13 21:09 ] [ 編集 ]

こんな風に見えているのですね〜!
色彩も人とは違って鮮やかさはないのかぁ。
うちのニャングッズ、赤が多い^_^;
可愛い♪と思って買ってたけど、ニャンズは別に〜だったのねw

詳しく知る事ができて、大変お勉強になりました。
お尻フリフリも目測するためとは!
これからは遊び方も見えやすい様にしてみよ〜っと♪
[ 2015/08/13 21:31 ] [ 編集 ]

どるさくさん凄ーい!!
ニャンコの視力についてはそれとなく知ってはいましたが、
こんなに詳しく調べてくださるなんて!!ありがとうございます!(人´∀`)
このどるさくさんのレポート、またたまに読みたいので
特別なカテゴリとして保存して頂けたら嬉しいです~ワタクシ♡

ワンちゃん、ネコちゃんは私達と同じ世界を見ている訳ではないんですものね。
私もあめに寄り添って不得意な距離感、敏感な聴覚には気を付けて
生活しやすくしてあげたいなと思いました^^



[ 2015/08/13 23:29 ] [ 編集 ]

いやはや、どるさくさん。

いや、どるさくプロデューサーと
お呼びしてよろしいかしら?

作っちゃいましょう!
2時間の特番!!
これだけの素晴らしい情報を
余すことなく是非映像化して
地上波に載せちゃいましょうヾ(*ΦωΦ)ノ

ほんっとに勉強になります!!
物凄く調べてくださった内容を
しかもとても分かりやすく解説して
頂き、タダで見ることに申し訳なさを
感じずにはいられません...m(_ _)m
どるさくさん、スゴイ!!
そして、ありがとうございます(TωT)

そうかぁ〜(・∀・)
ニャンは私の裸眼と同じ視力なんだ。
結構顔を近づけないとはっきり
見えてないんだなぁ。

動物の世界は不思議ですね。
生きていくのに必要な機能が
特化しているんですね。
そうやって生物のバランスなどが
取れているんですかね☆

今日もまた勉強になりました〜(^^)
[ 2015/08/14 01:26 ] [ 編集 ]

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[ 2015/08/14 19:36 ] [ 編集 ]

熟読しました!
知らなかったことだらけで驚きました∑
散歩中に至近距離でよそのニャンから見つめられていてもチャップは全然気づかないことが多いのですがそういうわけね!てっきりチャップがとろいのかと…
そして夜の散歩になると昼間以上に足取りが軽く、かなり離れたところのニャンを見つけます!
DOL君同様、誤解していてすまないw

最後の記事消失;∀;
ページ開いていて本当に良かったですね!!ラッキーだ!
バックアップ大事w
[ 2015/08/21 13:55 ] [ 編集 ]

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