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希望の光。


朔丸の再検査を終えて。



ヒドい悪化は見られないが改善の兆しも無い、という結果にガックリきたのは確かだが。



そんな中でも、明るい話が1つ。



朔丸の目の発作に関してだ。



朔丸には、時折現れる原因不明の目の発作がある。



今までに幾度と無く記事にしてきたが、ここでもう1度その特徴的な症状をまとめてみると…



・しきりに目を擦る





・目の縁が赤紫色に変色する





・瞼が腫れて目が開けていられなくなる






・涙をポロポロと流す

DSC_4599 のコピー

DSC_4602.jpg




など。



これまでの検査により、様々な感染症 ( 猫のIBD・FIP・FeLV・FIVなど ) やアレルギーの可能性を地道に1つずつ消去してきた。



その結果、原因不明となった訳であるが…。






先日、検査結果を聞く為に朔丸を置いてワタクシだけで獣医を訪れた時の事。



肝臓の状態について一通り説明を受けた後。



「 朔丸ちゃんの目の事なんですがね…。」───獣医が話し始めた。



その話によると…



我が家の掛かり付け獣医が、先日セミナーに参加したそうで。( 学会やセミナーなどには非常に積極的に参加なさる勉強熱心なお方なのだ。)



その時のセミナーが、ちょうど目の疾患に関する内容だったらしく…朔丸の症状について質問をしてきてくれたと言うではないか。



獣医師会の面々に意見を聞いてくださったのだ。



なんと有難い事!



飼い主として、まずは朔丸の目の症状を気に掛けてもらえていた事が嬉しかった。



原因不明で終わらせまいとしてくださっていたのだ…。



感激。



で、それにより朔丸の目の症状はヘルペスウィルスである可能性が非常に高いとの所見。



え⁉︎ ヘルペスウィルス⁉︎



───思い起こせば、それは朔丸の目の症状が出始めて直ぐの頃。



掛かり付け獣医はまずウィルス感染を疑い、すぐさまウィルス検査 ( ヘルペスウィルス・カリシウィルス・クラミジア・マイコプラズマなど ) を行っていた。



検査結果が全て陰性だったので、早い段階でウィルス感染の可能性は消えていた筈であった。



だが 獣医の説明によると、ウィルスが滞在している場所によっては必ずしも1回の検査で発見されるとは限らないそうだ。



それについてはワタクシも個人的に調べてみたところ、医学的見地での説明がツラツラとなされていたのだが…ここでは割愛。



とにかく、以前の検査結果が陰性だったからといって、それが全てであるとは限らないという事だ。



そして、ペットショップで売られているコも含め 全体のおよそ80%にも及ぶニャンコ達がヘルペスウィルスのキャリアだと言われているという。



我が掛かり付け獣医は、他の獣医師の話や朔丸の症状からしてヘルペスウィルスに間違いないとの確信を持たれたようだ。



………という事は。



これで、今まで対症療法しか出来なかった朔丸の目の根本的治療が可能になる!



と言っても、1度キャリアになると完治は出来ず発症を抑え込む治療という事になるのだが…。



それでも前進した事に違いはない。



ウィルス感染の事実は喜ばしい事ではないが、原因が分からぬ故に治療もしてやれずに悶々としていた日々からは解放されるかもしれない!



まさに、希望の光が見えた気がした。







ちなみに、猫ヘルペスウィルス感染症は猫ヘルペスウィルス1型(Feline herpesvirus-1:FHV-1)によって引き起こされる疾患である。



猫カリシウィルス(Feline calicivirus:FCV)とともに、猫ウィルス性鼻気管炎(Feline viral rhinotracheitis:FVR)の原因になっているそうだ。



このヘルペスウィルスに感染すると、鼻腔や結膜などの粘膜に広がり結膜炎や鼻炎を引き起こし…やがて咽頭や気管に広がり元気消失・食欲不振に。



そして、このウィルスはストレスなどが加わり免疫抑制状態 になると “悪さ” をする。



普段は目立った症状が無くても、突然発症するという事だ。



その発症を極力抑える為の治療として『抗ヘルペスウィルス薬』の投与あるいは塗り薬の塗布 ( 眼球に直接塗る!)やサプリメントの活用などがある。



朔丸は、まずサプリメントを使用しての様子見からスタートする事になった。



そこで、掛かり付け獣医から強くお勧めされたサプリがこちら。



『 メニにゃんEye 』











このサプリの存在は以前から知ってはいたものの、ネーミングからして効果の程まで気にした事がなかった。( ←相当失礼。)



いかんせん…ネーミングが。



メニにゃんって。( ー̀ωー́ ) ちなみにワンコ用の『メニわん』もあります。



ところが 掛かり付け獣医曰く、目の疾患に非常に効果があるそうで。



「 僕も最初は全く信用してなかったんですがねー。」と。( ←さらに失礼。)



ところが、この『メニにゃんEye』に含まれるL-リジン (1包500mg) という成分は、猫ヘルペスウィルスの複製を阻害し、症状の軽減効果が期待できるとの事。






※画像は『アムリット動物長生き研究所』HPより拝借。



ただし、以下のような症状がある場合は獣医師に相談するように…との注意書きがあった。







朔丸の場合は獣医師からのお勧めなので問題無いが、いくら副作用が少ないと言われているサプリメントでも、与える時はやはり獣医師への相談は必須。







早速 ネットで注文。



後は届くのを待つのみ。



このサプリメントだけで朔丸の目の発作の発症頻度が減ってくれれば…。



すでに肝臓の為の薬を服薬中の朔丸。



飲ませる薬の数は極力減らしたい。






今後、このサプリメントに関するログも取っていく所存であります。



多少なりとも、目の疾患でお悩みのしっぽ達とその飼い主様のお役に立てれば幸いです。







【 お帰り前に… 】

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[ 2014/09/18 13:50 ] 朔丸・病気や体のこと | TB(0) | CM(17)